『日本を変えた10大ゲーム機』

スペースインベーダーからプレステ3までを時系列に紹介し、何が優れ、何が勝因となり、何が敗因になったのかを概説する。これを見て思うのは、商品の成功は「値段」「性能」「戦略」の三つが揃ったところに与えられるということ。それはゲーム機だけではなく、何にでも当て嵌まることだと思う。任天堂の枯れた技術の組み合わせでニーズに合致したものを作る能力や、ソニーの自社で培ったノウハウをゲーム機の戦略に導入したことなど、何気なく遊んでいるゲームにも裏では色々な試行錯誤が繰り返されているんだな〜と感心してしまった。あと、田尻智の『パックランドでつかまえて』で語られていた「ゼビウス星」の騒動が本当だったというのも驚きだった。