ニューズウィーク

恒例の映画特集が楽しいが、バージニアの銃乱射があったのに表紙がそのことではないのは、何か理由があってのことなのか??(もちろん、乱射事件は相当なページ数で取り上げられているけれども) 『バベル』の記事は少々辛口。『スパイダーマン3』の記事は少々甘口。映画批評家三人の対談が面白かった。でも、最近は本当に見たい映画が少なくて困る。面白い映画は沢山あると思うけれども、上映される映画が少ない。
安倍晋三首相のインタビューに面白みなし。面白いことを言う必要もないだろうけれど、もう少し気の利いた受け答えをするべきではないだろうか。僕が思うに巻末の無礼な電話インタビューに安倍晋三を出せばよかったのに。「あなたも『アメリカン・アイドル』に興味ありますか?」とか。かつて、ニューズウィーク昭和天皇へのインタビューで「『刑事コロンボ』のファンだと聞きましたが?」と質問した前科があるのだから、何でも聞けるはず。
従軍慰安婦問題については、(事実関係がどうであったとしても)正直なところ「言わせとけ」としか思わない。謝罪だけで補償がないのだから、この問題はどこまでも尾を引く。でも、日本政府が「時間切れ」を狙っているのは賢い方法ではないだろうか。その上で、日本政府は「今」のことだけに集中して相手を非難しまくるべきだ。もしくは、「日本を従軍慰安婦問題で批判すると、その反発で右傾化が進む」と世界中に言いふらすとか。