色々

  • ブルータス

なんとなく思ったのは『CASA』の今月号の出涸らしで一本作った? という感じ。
発明・開発をテーマにしているけれども、ブルータスの企画力からすると標準的。紹介されているのは、こういう企画の常連である岡野工業とか、ロボット技術の方向に重心が置かれているのは、日本がこの分野で最先端を走っているからなのか。宇宙エレベーターを研究・企画しているアリニール・セルカンという人の記事は面白かった。宇宙エレベーターというのは、簡単に言えば宇宙までエレベーターで行こうという技術で、その人が語る現在の宇宙開発の最前線は興味深い。「排泄物」で0.5ワットの電気を作るとか。
『天才発明家列伝』は20世紀の技術進歩の歴史として勉強になった。技術というのは、命題から回答へと至る一本の道筋ではなく、だからこそ(今にして思えば)のトンデモ理論や天才発明家が跋扈したり活躍したりするのだろう。それはそうと、若かりし日の昭和天皇に(なんとなく)似た人がモデルをしているのには驚いた。なんとうか、白人だらけのファッションフォトの中に光る異端的な感じが良い。
それはそうと、「ハイパーメディアクリエイター」こと高城剛が気になる。僕が高校生のころ、「イカす映像天国」とかで審査員をしていた当時は、メディアの寵児だった。今はどういう仕事をしているのだろう。若作りした顔でも、老化は皮膚に出てくるんだなぁと思ったり。

  • プレイボーイ

キン肉マンⅡ世』はいきなりブロッケンJrが絶体絶命。人のトラウマに訴えかける鐘なのか?? でも、このまま見せ場なく終わってしまうとは思えないし、なにかあるはず。特にジェロニモなんて何もしていないし。あ、鐘の音をアパッチの雄叫びで相殺してしまうのかな。
あと、凱旋門賞企画で『マキバオー』の漫画が載っていた。

福田和也坪内祐三の対談は、ロシアについて。日露の切っても切り離せない関係というのは、文化とかによく出ているんだなぁと思った。北方領土問題はどうなるんだろう。失うにしても得るにしても、領土や領海の線引きは明確にしたほうがいいと思うが。福岡にもロシア料理屋があったけれど、結局行かずじまいだったことを思い出す。