週刊アスキーと漫画など

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クロマティ高校の後継が掲載されていたけれども、なんだか微妙すぎる内容だった。野中は大丈夫なのかと小一時間考える。
『はじめの一歩』は、釣りと鷹村の新必殺技の話。でも、動物園に行って成果があったというところで終わっているけれども、どうもギャグっぽい展開に終始しそうだ。それにしても真柴はどうなるのか心配。世界に出るという話も聞かないし……
さよなら絶望先生』は、デジタルストレスについて。便利になればなるほど、機械にあわせなければならない世の中に絶望した。でも、こういう話は二千年前の哲学者(荀子孟子)も語っていた。機を使えば、機に従うようになると。そう考えてみると、逆説的ではあるけれども、二千年来人間は進歩していないのかも。
ネギま!』は過去に戻って作戦を練る回。『ネギま!』のストーリーの大枠は赤松健が練っているのだろうけれども、細かいところは色々なブレーンがいそうだというのは、今回の「石の中に出てこなくて幸運だった」という話に現れているかなと思う(もちろん、元ネタはウィーザードリィのテレポート)。とにかく、全箇所での妨害と、決戦が次の回から始まるはず。
『エア・ギア』は、細かい理屈を無視すれば楽しく読める。

『TOUGH』は心臓マッサージでおとんが助かる展開に。
『益荒王』は殴りあい。『SIDOU』は試合。『キャプテン翼』の日本の決定力にはしびれる。

今週の週刊アスキーも「買い」の方向で。歌田明弘氏のコラムは、個人的に日本でも指折りのものだと思うのだが、今回もなかなか読み応えがあった。「ワーキングプア」という問題について、鋭い考察をしている。バイトまでして年収200万円というのは、正直どんな仕事をしているんだと思わないでもないものの、やはりこういう二極化は進行し、拡大しているようだ。雇用者の都合のよいシステムを構築して、労働者は奴隷状態に落とすのを、僕は「新オスマントルコ体制」と名付けたいけれども、総中流社会から二極化になったときの衝撃をいかにして緩和できるかが、これからの政治課題ではないだろうか?
YouTubeが一月に一億円も支払っているという話には驚きで、主要なユーザーである日本人を締め出そうという話もあながち荒唐無稽ではない。切込隊長ゲド戦記のゲーム化の噂を報じていたけれども、どうなることか。『カオスだもんね』はラムネについて。ラムネとサイダーの違いって、あれが違うのか! ということや、ラムネがレモネードがなまってできた言葉だとか、瓶は再利用されるとかが、面白い。この方向性でどんどんレポートしてほしいところ。Wikipediaの検索ワードランキングの一位が『A級戦犯』なのは理解できるとしても、二位が『ミスリル』なのは理解できない。他にも和田秀樹氏のインタビューななかなかに含蓄が飛んでいたと思う。「成功体験が考え方を変える」というのは、何かと役に立ちそうだ。