『CASA BRUTUS』特別号

今月号の『CASA』は特別号。「日本建築、デザインの基礎知識」ということで、数寄屋、枯山水、わびさびなどが素人でも良く分かるように特集されている。『CASA』の建築特集は正直微妙だと思っていたけれども、これは目線を低くした非常に良い特集だったと言えるのではないだろうか。一般人だと中学高校の日本史で名前だけは暗記させられる建築物の様式や、見所などをこの一冊で押さえることが出来るのはお得だと思う。雑誌の最後の方には、もっと深く勉強したい人のための本なども紹介されているし、「京都建築早わかりガイド」や「３０分で分かる日本建築の基礎の基礎」など、シャレの効いた漫画や絵がふんだんに使われているので、寺院建築や茶道など堅苦しいと感じる人にも優しい作りになっている。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2006年 09月号 [雑誌]