Final Fantasy XII

本じゃねぇ!
と思いつつ何週間も頑張ってプレイしたので批評を。というか、批評もなにもストーリーは……どうでもいいような気がします。続編が出るなら、そこで語られるのかな。軍事大国が隣国を侵略して属国化、その国のお姫様は死んだと思わせつつ実は生きていて、レジスタンスに勤しむ。切り札は核兵器。これがあれば万事解決と(敵も味方も)沢山の人が思っている。でも、核兵器なんて持っても仕方ないだろ、と思う主人公だったが、結局沢山の人が死にました、という話?(何だかファイナルファンタジー2の焼き直しみたいです) ラスト一歩手前なんですが、色々な理由で止めています。
世界を大陸半分の話にしたのは利口な選択。反面、物語的にはどうしても小さくなってしまったか。モンスターを倒していくと出てくる設定集が面白い。これを読みたさに、ついつい殺していってしまうという寸法か。で、広がりの無い話を広がらせるための『モブ』が良い。下手なストーリーを作らずに、いっそモブだけにしてしまっても良かったのではと思うほど。モーグリが可愛い。一家に一人欲しい。召還獣が役に立たない。役に立つかもしれないけれど、使い道がないかも。好きなキャラは、帝都で踊っているモーグリと、関西弁のコカトリスと、アルシド。シドは酷い悪役だけど、死ぬときはちょっと良い父親になったりする(この辺の勧善懲悪が不明確なのは、RPGの性格上如何なものかと思う)。主人公は目立たない。なんでこんなに目立たないんだろ、と思っていたら、心情を吐露する場面がほとんどないからか。バルフレアハン・ソロ? スターウォーズFinal Fantasy XIIはテキスト関係にあるような気がする。そう考えると、三部作狙ってるのかも。