2006-06-18 『陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満』 書評一日一冊 陰陽師についての基本的な解説書。職制から故事、官人陰陽師と法師陰陽師(←繁田信一氏の分類だが、かなり便利な区分けだと思う。これから基本的な概念になるか)の違いなどを解り易く解説している。ト占を職務とする陰陽師から、英雄として語られる安倍晴明の物語がどうして生まれたのか、その考察も面白い。これから陰陽師で小説を書こうという人にとっては、欠かせない参考書になると言えるのでは?陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満 (中公新書)作者: 繁田信一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/04メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (16件) を見る