TOEICテストのこと

というわけで、年始年末はずーっと英語の勉強をしていて、今日はその成果を測るためのTOEICの試験日だった。ちなみに、僕がTOEICのテストを受けたのは、これが3回目。最初の一回は、15年前に大学生のときに受けて、そのときは400点以下だったように記憶している。訳分からなくて途中で寝たような。


で、2回目は今年の10月に試験を受けた。実際、英語くらいはできて当然という世の中の流れに乗りたかったからで、春あたりから英単語とリスニングを中心に知識積み重ねていった。当然、中だるみや中断ということもあったけれど、ちょっと頑張って勉強したかいあって、500点くらいだった。でも、そのときの試験は、15年ぶりのTOEIC試験で、試験自体の対策はぜんぜんしなかったことや、リスニング中に咳き込む人がいて、集中力が途切れたことなど、不本意なことが結構あった。


試験前に観るパンフレットでは「暴力行為」が禁止されていて、そんな奴いるのかよ(笑)と思ったのだけれど、試験中に咳き込む人に対しては本気で殺意を覚えてしまう。でも、試験はそういうことは想定した上で臨むべきなのだと、前回の試験では反省した。2時間も集中力を途切れさせずに問題を解いていくというのは、結構な労力なので、それに身体を馴染ませるだけで、かなりの点数アップが見込める。


今日行った3回目の試験は、TOEIC用にある程度対策を立てて臨んだ試験なので、二回目の点数よりも当然、高得点であるという手応えはあったのだけれど、それでも目標の700点にはまだまだな実力不足を痛感した。次回の3月のテストでは達成できると思うものの、今回のテストは、正直言って点数が良いとも悪いとも言えない。でも、英語力そのものは、着実についているとは思うんだけれどね。


TOEICの勉強法としては、まず「英単語」は必須。TOEICはビジネスや英語圏での生活に根差した問題が出てくるので、会社関係の英単語やニュースに出てくるような英単語を知らないと、まず太刀打ちできない。目標は頻出英単語3000語をリーディングもリスニングも丸暗記すること。特に、その言葉が形容詞なのか名詞なのかまで把握できれば、単文穴埋め問題などでもかなり高得点が期待できる。でも、これがそもそも血反吐を吐くような苦行だ。


僕は、この英単語を覚えるのが本当に苦手で、これまで100回くらい覚えようとした英単語が山ほどある。思うに、名詞や形容詞は覚えやすいけれども、動詞は覚えづらい傾向があって、それはおそらく英単語のみ記憶しようとしてもダメかもしれない。例文を丸ごと覚えるような方法のほうが、大変かもしれないけれども、確実な方法のような気がしてきた。後は、長文読解のリーディングを鍛えることで、英単語が自然に把握できるようにするのも有効だと思う。リーディングは速読して内容を把握しないといけないけれど、受験英語的な対策では高得点は望めないし。


リスニングについては、これはもう英語を聴きまくる、喋りまくるしか方法がない。いろいろと調べてみると、どこかの段階で劇的に聞き取れるようになるらしいのだけれど、今のところはそのレベルにない。鍵となるフレーズが聞き取れるくらい。それでも2回目のテストと比べると段違いの成長ぶりだけれど、まだまだ道半ばだと思った。


ちなみに、僕が勉強に使ったテキストは……

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉

まずは、これ。というか、たくさんの人が語っているように、公式問題集に勝るテキストなしだと思う。まず、リスニングが本番と同じ人が喋っているというのが大きい。あと、問題の傾向も把握できる。これを死ぬほどやって、900点を超える人が、別の専門的なものに手を伸ばすのがセオリーか。英単語は、短文を読み上げるので、これを使った。DUOを勧める人が多いけれども、近くの本屋で売ってないので。こちらも公式で、問題も実際に出たものから選ばれている。この本を一冊丸々覚えて、ようやくスタートラインかもしれない。


TOEICのテストは、受験英語的な対策をどんどん封じる方向に向かっているようで、問題自体も、英文の意味が把握できないと正答できないものが結構あるように感じられた。で、これからの2ヶ月は、次のテストに向けてのモチベーションの管理が一番重要だと思う。なにごとも積み重ねに勝る攻略法なし、というわけで。