『skyrim』

スカイリムを攻略した(本編と『ドーンガード』『ドラゴンボーン』)ので、感想をつらつらと。


The Elder Scrolls V : Skyrim

The Elder Scrolls V : Skyrim


The Elder Scrolls というシリーズの5作目。シロディール北方のスカイリムと呼ばれる土地が舞台になっている。帝国と反乱軍の内戦が泥沼化しているときに、伝説と思われていたドラゴンが襲来。主人公は死刑囚だったが、ドラゴンが襲い掛かってきたどさくさに逃げることができ、それから様々な冒険をしていく……という話。オープンワールドの主観型RPG。


帝国と反乱軍の内戦、ドラゴンの復活、吸血鬼や暗殺ギルドの暗躍などなど、大小様々な出来事を主人公が解決したりしなかったりする。個人的には、前作のオブリビオンよりも難易度は低いような印象を受けたが、美麗なグラフィックによって重厚さは何割も増している。戦闘は、中盤が少しハードだけれども、基本的にゴリ押しができるので詰むことはないはず。僕のプレイスタイルは隠密→弓(ボウガン)による不意打ちで、スナイパー気分を味わっていた。


個人的には『ドーンガード』のストーリーがとても面白かった。というか、吸血鬼王ハルコンの娘、セラーナがすっごい可愛いのよ。僕は主人公を女でプレイしていたので、セラーナが百合発言連発で悶え死んでしまった。でも、結婚はできないのよね〜残念。『ドーンガード』ではボウガンも使えるので、ヴァンパイアハンターの気分になれるし、その気になれば吸血鬼にもなれる。


本編については、レベルが50を超えたあたりで進めていったので、ドラゴンがなんぼのもんじゃいな感じだった。「世界を喰らう」というアルドウィンが、そんなにでかくないのはスカイリムのシステム上、仕方のないことなのかなと。でも、やっぱり超巨大だったらよかったのに……と思わざるをえない。あと、帝国と反乱軍の内戦は、本編とは別の「内戦クエスト」というラインで進むのだけれど、これは本編と一緒にしたほうが良かったような気がする。


個人的には『オブリビオン』よりも物語がリアル寄りになっているのが残念だった。コンピューターの処理能力や、ビジュアルの技術が向上して、歴史ドラマを描けるまでになったのは良かったけれど。シロディールの帝国軍が、いつのまにかローマ軍団みたいな兵装になっていたのは、ちょっとやりすぎな感じがあるけれど、これはガリア戦記みたいな雰囲気を出したかったからだろうなぁ。