『セックス・アンド・ザ・シティ2』

テレビで鑑賞。


セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] [DVD]

セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] [DVD]


【ストーリー】
ない。
かろうじて、女たちがアブダビで豪華に遊ぶ。


【見所】
乳揺れ。
中身のなさと、セレブな感じ。


【感想】
元になったテレビドラマも前作の映画版も観ていないけれど、『釣りバカ日誌18』のようにそれでも楽しめるかなぁと思って鑑賞。思った以上の中身のなさと、下品さが面白かった。


物語的には登場人物は全員成長し終わった出涸らしのようなキャラクターがドタバタするだけなんだけれど、本場のセレブな感じが想定している観客である女性に「憧れ」を抱かせる作りになっている。男性にとってみれば、どこまでも身勝手な女性と頭の悪い男性のちちくりあいに付き合わされる話にしか見えないだろう。「行って帰る」系の話なのにひたすら自己肯定の物語になっているのは、女性映画のメソッドがそこにあるからだと思うけれど。


この作品、本当は2時間半もあるんだねぇ。多分、映画館で観れば、セレブ地獄の中身のなさに卒倒したかもしれない。良かったのは、ベビーシッターの女の人の豪快な乳揺れ。浮かぶ乳首。本当に目が離せなくなるほど豪快な乳揺れで、これだけで50点upだ。この下品さがウケたのだろうなぁと思う。


ご都合主義全開。これはこれでいいのだ、とどこまで4人組と付き合えるのかを試すような内容。2回も観るような映画ではないけれど、テレビで観るぶんには問題ないと思う。あと、ちゃんと加藤清志郎に「セックス!」と題名を言わせるべきだった。