『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』

面白い! というか、疲れる! 見所沢山の『二つの塔』なんですが、ローハンの籠城戦だけでもう満足でした。映画的にはバルログガンダルフがやっつける場面もちゃんと描かれている。気になる点は前提となる世界観が良く分からないというところか。特にサウロンの召集に応じる蛮族とか、サルマンに誑かされる蛮族とか。後者はまだ騙されている感があるけれども、前者はあれサウロンの天下になったらどーするつもりなんだろう。蛮族もちゃんと人間なんだよ、という視点がトルーキンに欠けているから仕方ないんだけれども、もうちょっと工夫してくれても良かったのではないかなぁと思ったりもする。
あと、自分の居城に兵を駐屯させないことでエントにやられてしまうサルマンは、頭の悪いコーエーのCPU城主みたいだ。そもそも『旅の仲間』では雷の魔法とか使ってたのに、なんで今回は歯ぎしりしてるだけなんだろう。