『アイアンマン2』

アイアンマン2 [DVD]

アイアンマン2 [DVD]

トニー・スタークは自らをアイアンマンであることを公開したが、そのニュースはロシアで彼に恨みを持つ科学者イワンの復讐心を呼び込んだ。イワンはリアクターと電気鞭を作製して、スタークに殴り込みをかける。だが、スタークも国からはアイアンマンのスーツを明け渡すように迫られ、身体はリアクターのポロニウムによってボロボロの状態だった。さらにさらにライバル企業ハマー社の社長がイワンと手を結び……という内容。

とにかく、登場人物の誰もが軽い!
軽くないのはイワン役のミッキー・ロークくらい。面白かったのは、クイーンのバイ・ザ・ダストのBGM下で行われたアイアンマン同士の殴り合いか。
ハマー社社長のヤンエグっぷりが笑える。トニー・スタークも十分ありえないが、あの社長もありえないw でも面白い。

物語の構造としては、スーパーパワーの『陽』の部分と『陰』の部分が良く描かれていると思った。個人的な問題、社会的な問題の両面がバランス良く描かれている。でも、その中での究極的な『陽』と『陰』である、スタークとイワンの関係はあまり上手く描けていない。ハマーとスタークの関係も。これはアイアンマンとスタークの存在が大きすぎて、対国家レベルや対死神レベルじゃないと太刀打ちできないからだと思う。