映画見たり映画見たり

一日一本のペースで映画を見まくっています。知恵熱出そうなやつは見てないよ(^_^;)
で、昨日は映画『攻殻機動隊  S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』を見る。今日は『アイアンマン2』を見た。本当は『ブラック・スワン』を見たかったのだけれど、時間の都合で。

現代のセヴァストポリ要塞を作ろうというそういう事情。

ロシア、国後・択捉に軍事拠点…大統領が承認へ
【モスクワ=寺口亮一】ロシア国防省は11日、北方領土に駐留する部隊の増強計画案を近く国家指導部に提出する方針を明らかにした。
 大統領が承認する見通しだ。国後、択捉の両島に新たに2か所の軍事拠点を構築し、移動式対艦ミサイルシステムなど最新鋭兵器を配備する内容で、ロシアは北方領土の軍事要塞化に踏み出すことになる。
 インターファクス通信によると、ロシア軍のニコライ・マカロフ参謀総長は、今年後半にも軍備増強に着手するとし、「2014年か15年までに駐留部隊は近代兵器を装備した全く新たなものに変貌し、戦闘能力は数倍向上する」と言明した。
 北方領土には、移動式対艦ミサイルシステム「バスチオン」や、「上陸部隊」を想定した防空ミサイルシステム、対戦車攻撃ヘリが配備されるという。一方、約3500人とされる駐留兵士は増員しない方針だ。

(2011年5月11日21時15分 読売新聞)


何のために? としか思えない。

ロシアは北方領土維持にどれだけの金を掛ける気なんだろう。僕からすれば正気の沙汰とは思えないけれども、何か勝算があるのか、もしくはロシア特有の「政治」が介在しているのか(まあ、後者だろうけれど)。地下資源がたくさんあるとか、カニがたくさん獲れるとかあるかもしれないが、軍事拠点を置いても運用できるのだろうかと心配になる。

こういうニュースが流れると、日本外交の敗北的な言葉があふれるが、実際のところどういう影響がこの後に顕れるかは良く分からない。ロシアの人口は日本と同じくらいだし、今後の発展性にも疑問がある。そもそも北方領土とモスクワとは距離がありすぎだ。この決定が遠くない未来にロシアの御荷物になる可能性だってある。

まあ、距離を置いて仲良くすればいいんでないだろうか。決断力や判断が解決することは以外に少なくて、時間や金が解決することは以外に多かったりするから。