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ウソバスター』という番組が「ネット情報のウソを見破れ」と言いながら、その実、スタッフが作ったブログを使ってのヤラセだったことが発覚している。こういうのって、少しでも智慧が回れば回避できそうなものなのに、どうしてやってしまうのだろう。もっと上手い言い訳の仕方もあったと思うし、番組の裏側にある「ネットは信用できないですね〜」というスタンスも愚かしい。そもそも、ブログの情報なんて個人の日記なんだからウソじゃなくて誤りなわけだし、どうしてもネットを利用したいのなら、せめてwikiを使うとかしてほしかった(と思うが、wikiでウソ情報を探すのは難しそうだ)。
しかし、このニュースをどこよりも詳しく伝えているのがNHKだというのも面白い話。やはり、あの朝日vsNHKの慰安婦番組訴訟問題を未だに根に持っているということか。

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渡辺氏、自民離党を表明=13日届け出−「国民運動起こす」
1月12日17時33分配信 時事通信


 自民党渡辺喜美行政改革担当相は12日夕、地元の栃木県大田原市で記者団に対し、離党する意向を正式に表明した。13日に行われる2008年度第2次補正予算案の衆院本会議での採決前に、執行部に離党届を提出する。早期の衆院解散や公務員制度改革の徹底に麻生太郎首相が応じないことを理由に挙げ、定額給付金を含んだ2次補正の採決で反対する考えを強く示唆。今後の政治活動に関しては「国民運動を起こしたい」と語った。
 自民党幹部は12日夜、「離党するのは自由だ」と述べ、離党届が出されれば受理する方針を示した。渡辺氏は離党届を提出後に記者会見する。
 渡辺氏の離党は、自民党内では「織り込み済み」とみられていた。しかし、内閣支持率の低迷に苦しむ首相にはさらなる追い打ちとなるのは確実で、与党内では首相の求心力低下が一段と進みそうだ。 

渡辺喜美行政改革担当相だったときに、族議員や官僚から袋だたきにあいながら法案を通したというのに、麻生政権になって改革から逆行するようなことばかり自民党がするものだから、ついにキレてしまったのだろう。でも、麻生太郎の支持率が2割になった今、自民党に籍を置く意味というのも薄れかかっているのも事実。この離党が渡辺氏のみの行動に終わるなら自民党の命運も(クライスラー並に)伸びるが、大きな流れを呼ぶようだと麻生政権は春までもたないだろう。

スター発掘のオーディション番組が国民的人気 アフガン
カブール(CNN) 長年の戦闘で荒れ果てた国土から、新たなアイドルが生まれる――。アフガニスタンで最近、各地から募った歌手の卵がデビューを目指して人気を競うテレビ番組「アフガン・スター」が国民的人気を集めている。
「これは新しいタイプの番組だ」と語るのは、CNNの取材に応じた出演者の1人、ナウィード・サビルプルさん。「視聴者の熱気はすごい。停電の時もこの番組のために発電機を稼動させるほどです」
毎週木、金曜日の夜には、国内だけでなく全世界のアフガン人がチャンネルを合わせ、出演者の歌声に聞き入る。視聴者は携帯電話を通して、好きな出演者に投票する。米人気番組「アメリカン・アイドル」のアフガン版ともいわれている。
同国ではタリバーン政権下の96年から01年まで、音楽やテレビ放送が禁止されていた。「人々は音楽に飢え、新鮮な若いアーティストの登場を待ち望んでいた」――番組の司会者ダウード・シディークさんはこう語る。「アフガン国民が音楽を忘れることはなかった。われわれは世界中の人々と同じように、才能あふれる国民なのです」
だが厳格なイスラム聖職者の間では、番組を「非宗教的」と批判する声もある。また、国内に根強い男女差別の風潮も、番組に影を落としている。4シーズン目を迎えた昨年、オーディションに挑戦した2700人の出演者のうち、女性はわずか11人だった。その中でただ1人、10位以内まで勝ち進んだのがエラハ・スルールさん。イランで15年間、難民生活を送った経験を持つ。クラッシックと現代音楽をミックスしたバラードが人気を呼んだ。「将来は、女性の出演者が男性の10倍くらいになってほしいわ」と話す。
シディークさんによれば、番組からの最大のメッセージは「国を再建し、若者を元気づけ、世界の人々に追いつこうと呼び掛けること」だという。

日本の敗戦の後、人々を勇気づけたのが力道山だったように、アフガンにもスターが必要なのだ。少なくとも自爆テロリストにあこがれるような風潮の百万倍もましだと思うし、女性が多く参加することで、原理主義に風穴を開けることにも繋がるだろう。

H2A、初の商業打ち上げ韓国から受注
MSN産経ニュース
 三菱重工業は12日、大型ロケット「H2A」が韓国の小型衛星の打ち上げを受注したと発表した。日本のロケットが国内外の衛星の商用打ち上げを受注するのは初めて。
 受注したのは、韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的観測衛星「コンプサット3」。平成23年夏に、日本の宇宙航空研究開発機構JAXA)の降水・水蒸気観測衛星「GCOM−W」と一緒に乗せて鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げる。
 三菱重工は韓国のKARIが実施した打ち上げ業者の入札に参加。昨年10月末に独露の合弁企業のロケットを抑え、最優先交渉権を獲得していた、
 三菱重工は受注額を明らかにしていないが、H2Aの1機あたりの打ち上げ価格は100億円前後とされている。JAXAの衛星と相乗りすることから、価格をかなり引き下げ、受注につなげたとみられる。
 H2Aは平成13年の初打ち上げ以降、これまでに14回打ち上げられ、13回成功している。国が打ち上げを担ってきたが、19年4月以降は三菱重工に事業移管された。

日本にとっても韓国にとっても良い話。日本にとってはロケットを打ち上げる予算と実績とデータが得られるチャンスだし、韓国にとってみても衛星を格安で打ち上げられる。それでも100億円という受注額には驚くが、最先端テクノロジーの固まりであるロケットの打ち上げだから、これくらいは「安い」の範疇なのかもしれない。でも、もっと安く、例えば一発10億円くらいにならないと、本格的な宇宙開発は難しいんじゃあるまいか。それとも軌道エレベータを作るか。