新春一発目の雑誌レビュー

イスラエルパレスチナの血で血を洗う戦争が、やっぱりトップにきた。戦争を終わらせるためには、強い政治的なパワーが必要になるが、イスラエルにもパレスチナにもそれがないため、血を流さなければならないというのは悲劇。オバマが大統領になったとしても、この状況を覆せるかどうか。
興味深かった記事は、若返りの科学について。遺伝子や環境、食生活など寿命を延ばす要因についてのレポート。低カロリーが寿命を延ばすというのは肝に銘じておこう。それと、世界のセレブはパリス・ヒルトンに見習うべき。ボリウッドのスーパースターは鹿賀丈史に似ている(写真写りがか?)

『はじめの一歩』はついに宮田がダウン。これはもう宮田の負けで決定的か(というよりも、この状況で宮田が勝つ絵が思い浮かばない)。あとの見所としては、宮田がいつスイッチしてランディに左ストレートでカウンタを与えるか、とかくらい。

みうらじゅんとリリー・フランキーのグラビアン魂がエロくて良かった。局地的ヒット予想ランキングは……まあ、すでに局地的にヒットしているものをランキングしているだけか。福田一也と坪内祐三の対談は、100年前を振り返るというのが面白かった。100年前は東京に自動車が30台もなかったのか……とか。

2009年最初の号ということで、不透明さを増す世界経済の中でどう生きるべきかといったところの記事が多かった。とりあえず老後必要になるお金は3500万らしい。そんな金あるわけネーヨと思わないでもないが、事実は事実。まあ、四十年後とか五十年後とか、世界がどうなっているか分からないんだけれど、賢く生きることを強いられて、えるものは何もない人生というのはこれから量産されていくんだろうなと感じた。悲観主義