良いことと悪いこと

朝、僕はバスで通勤しているのだけれど、そこで百円玉を両替をすると十円玉が一枚だけ多く出てきた。あ〜今日は良いことがありそうだと思って、ウキウキ気分で仕事をしたのだが、昼飯時になって、いつも食べている『うどん定食ごぼういなり』が五十円ほど値上がりしていて驚いた。そういえば、小麦の値段が暴騰しているというニュースをみたことがある。小麦の一大供給地であるオーストラリアが旱魃で不作状態なのだ(これが原因でオーストラリアでは現職の首相が選挙で落選した)。環境問題がダイレクトに食へと結びつく時代なんだな〜と、シミジミ思ってしまった。二十一世紀の前半は資源争奪戦の様相を呈していて、その一つは「水」で、その二が「穀物」であるという。石油はその三くらいか。人口が増えて、食料の生産が頭打ちになって、環境破壊が進めばこれからどうなるんだろうと思わざるをえない。エコは大事、と最近つくづく思う。

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街並みは立派だが人がいない セカンドライフ「過疎化」進む 
12月14日20時23分配信 J-CASTニュース

現在、鳴り物入りで企業を取り込んでいるセカンドライフが、ビジネス熱とは対照的にユーザー数が減りつづけているという。まあ、それはそうだと思わざるをえない。というのも、人は現実と仮想を掛け持ちするほど暇ではないし、そんな暇な人間がいたとして、彼らに購買力が備わっているとも思えないからだ。さらに言えば、日本的な「箱物戦略」が見え隠れしているようでもあるし、セカンドライフ自体、長時間の使用に耐えられるだけの性能を有してはいなさそうだということもある。
このようなコミュニケーションを主眼とする世界においては、「声」というのは最重要に位置するものだろう。インターネットの世界においては、声のないものに人は集まらないような仕組みになっている。というのも、この世界は言葉で形成されているからだ。それを見た目に良いとか、企業が集まったとかいう生半可な方法を採ると、簡単に道を誤ってしまうだろう。大切なのは声をどうやってあつめるかの知恵なわけで、そこを十二分に理解しているから2chやニコニコ動画が繁栄しているんだろうなぁと思った。
それと、1億人という日本人の分母がセカンドライフ的ビジネスを支えるには少なすぎるのではないだろうか。企業がビジネス的なものを視野に入れて参入するのなら、より大きい分母を求めて英語主体のサイトを作ればいいのにね。