ニューズウィーク

表題のスシポリスというのは、日本政府が進めようとしている海外の日本食レストランの「日本食」認定制度のこと。良く耳にするのは、明らかに韓国料理なのに「日本食」と偽っているとか、日本食レストランなのに日本ではまず食べない奇想天外な料理を出したり……というところか。僕は良いんじゃないかと思う。日本食の認証を出せば、日本食を食べたい人に正しく日本食を提供できるし、そもそもこういうのは気にしなければどうというものではない。なぜこれが過剰反応を呼び起こすのか分からないというのが、個人的な意見だ。
逆を考えるといい。フランスやイタリアが自国料理の認定制度を設けたとして(イタリアにはそういう制度があるらしい)、「本当のイタリア料理店」と「イタリアっぽい料理店」の二つに分けられたとき、僕らは認定を受けていない店に足を運ばなくなるだろうか? そういうことにはならないと思う。レストランに行くというのは、味もそうだが、懐具合も重要になってくるからだ。行き慣れた店、洋食屋、チェーン店、ファミリーレストラン、そういう「まがいもの」に行くことに僕らは慣れている。逆もまた真なりではないだろうか。
ただ、何をもって日本食とするかは評価が分かれるところかもしれない。僕が思うに「日本の食材を使って、日本語の名前が付いた料理を提供するところ」が無難ではないだろうか? 
他に面白かった記事は、ガンの治療薬の記事と、トルーマンに自らを重ね合わせるブッシュの記事か。