雑誌読みすぎ

でも、ほとんどパラパラ読んでいるだけなんだけれどね〜。最近は、読んだ端から忘れるので、内容を覚えていないことも多いし。

やっぱりアリストテレスはわし鼻だった
 アテネの古代遺跡アクロポリスの発掘調査を続けているギリシャ文化省は26日までに、哲学者アリストテレス(紀元前384−同322)がわし鼻だったことを示す胸像を発掘したと発表した。

 発掘責任者のアルキスティス・ホレミス博士によると、胸像は1世紀末から2世紀初めに作られた複製。これまで同じオリジナル像からの複製が19点見つかっているが、いずれも鼻が欠けていた。今回のは鼻の部分が残っており、オリジナル像がわし鼻だったことが初めて分かったという。 ホレミス博士は「文献には彼はわし鼻と書かれており、記述通りの像が出てきたことは意義深い」と話している。

 像は高さ44センチの大理石製。パルテノン神殿があるアクロポリスの丘のふもとから2005年に発掘され、分析が続いていた。

[日刊スポーツ 2006年10月26日10時16分]

何と言うか、誰がその像を「アリストテレスだ」としているのか知りたい。こういう「○○像」とか「○○画」というのは、実はその人をモデルにしたわけではなかったという話は無数にある。有名なところで言うと、源頼朝として教科書にも載っている絵は、実は源頼朝ではないということが分かってきている。まあ、そうは言っても複合的な証拠から「アリストテレス」と鑑定しているわけだろうけれど。

  • ポンジ計略

投資詐欺 GPJ元社長逮捕 320億円集める
 外国為替取引への運用による高配当をうたい、投資家から多額の資金をだまし取ったとして警視庁捜査2課は26日、投資会社「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン(GPJ)」(東京都港区、05年7月に破産)の元社長、秦右時(ゆうじ)容疑者(43)=台東区東上野4=を詐欺容疑で逮捕した。個人投資家を中心に約1600人から320億円を集めたとされ、同課は資金の使途などについて解明を進める。(毎日新聞)

いわゆる後から来るカモが、前に来たカモの利益配当をする形式の詐欺を「ポンジ計略」と言って、アメリカではチャールズ・ポンジという人が大々的に行ったことで、この名がついた。ポンジは「金を発見した最高のイタリア人」と言われて、一時は物凄い人気者だったが、こういう詐欺が長続きするわけもなかった。GPJの詐欺事件も、構造は全く同じで、高利回りを謳い融資を呼び掛ける古典的な詐欺だ。こういう事件は枚挙に暇がないにもかかわらず、引っかかる人が非常に多い。金に浮かれている世の風潮と、金融が簡単で利益の出るギャンブルだという「宣伝」が、人を怪しげな投機へと駆り立ててしまうのだろう。

路上に包丁男、警察官1人重体1人重傷…東京・練馬
 26日午後0時30分ごろ、東京都練馬区関町南2の路上で、30歳ぐらいの男が包丁のような刃物ものを振り回しているのを、男の家族からの通報で駆けつけた警視庁石神井署員が取り押さえようとした。(読売新聞)

何と言うか、ニュースを見ると下着姿で包丁を振り回していたらしく、その母親からの通報で警察が駆けつけたという状況を考えるに、ひきこもりの可能性が高いような気がする。「そろそろ働いてよ」と母親に言われて、「なにおー!」とキレた……とかそういう話か。でも、警察官が刺されまくっているのを見ると、もうちょっと暴徒鎮圧用の武器を考えるべきではないだろうか。今回も発砲して取り押さえているわけだが、拳銃使用となると警察官も躊躇してしまうのが現状だと思う。ゴム弾とか飛び出し式のスタンガンとかネットとかで、犯人も警察官も命の危険なく取り押さえる道具を配備しないと、こういう事件はまだまだ出てくる。