色々

  • チャンピオン

範馬刃牙』はオリバとゲバルの会話に割ってはいるバキ。この展開は「ありそう」なんだけれども、バキのキャラクターが弱いので、なんとも言い難い。

『X-メン第3章はマニア向けを脱却』の記事は、妙ちくりんなヘルメットを被るイアン・マッケランが終始真面目な顔を貫くのが偉いと絶賛。明日から公開なので見に行くつもり。『イラン大統領は国内でも嫌われ者』の記事は、内政の不備を対外的なアピールで挽回しようとするイランの大統領は、やはり政治家としては三流だと思う。しかし、ベネズエラやイランなど、反米国家に石油が出てくるところを見ると、日本も反米になると北海道あたりで石油が出てくるかも。『解き明かされるダ・ヴィンチの素顔』の記事は読み応えがあったけれども、新しいところはなかったように思える。天才を巡る研究に終わりはないというところか。『インドは「飢餓国家」に逆戻り?』は環境と人口増加と食糧自給のジレンマに悩むインドの記事。これは人事ではないと思った。国土と食糧に関して言えば、日本だって「多すぎる」わけだし、経済成長を基盤とした社会のありかたを見直さないと、早晩しっぺ返しが来ると思う。

  • ブルータス

今週のブルータスは水族館特集で「買い」。世界中の水族館と魚が紹介されている。巨大水槽に使われているのは硝子ではなくてアクリル板で、これが日本のメーカーによって作られて、世界を制しているというのは意外だった。技術って大事だよねということ。ペンギンの特集も良かった。日本人は二度ペンギンを発見したというコラムには頷けるものがある。つい先日『皇帝ペンギン』を見たけれども、すごく過酷な世界で生きる生き物の可愛さに心が癒されたわけだし。
個人的には付録のDVDもポイントが高い。

松本人志の映画評は『グエムル』の評価が低くて意外。とは言っても、やはり作品としての欠点を正確に見抜いているなぁと感じた。ところでパクリ疑惑が韓国で出ていて、日本でも話題になっているけれども、怪獣映画には怪獣映画の文脈があるわけで、それに即していれば自然と(何かに)似通ったものになるのではないかと思った。『ゲド戦記』がこの夏最も期待はずれな映画だったというのは納得したと同時に、日経エンターテイメントの心意気を見た。ジブリという絶対ブランドにも向けられる厳しい視線に、日本映画の関係者は心を引き締めてほしいと思う。ちなみに、もっとも期待以上だった映画に『サイレントヒル』が選ばれていた。日本人はコンテンツ商売が上手いはずなんだけれども、こと映画に関してはダメダメなのが不思議でならない。

名作批評のページが面白い。今回は『モモ』が最高評価だった。ミヒャエル・エンデは偉大だ。