色々

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さよなら絶望先生』は集団的自衛権。『かってに改蔵』から考えれば、この手法も相当な年月になるわけで、好い加減自家中毒になっているかもしれない。といっても、まだまだ面白かったりするから困る。久米田氏には更なる切れ味を求めたい。
ネギま!』はサバイバルゲームが続く。ごちゃごちゃさこそが『ネギま!』の漫画としての真骨頂。
『はじめの一歩』は鷹村があっさり勝利。次号の二ページ目くらいまでの展開が読めるようだ。それにしても挑戦者の髪型はあんまりだと思った。

『TOUGH』は変な人が登場。バトル物としては、好い加減パターンが読めてくる。
『益荒王』はひたすら殴りあい。

最近のアスキーは読みどころが掴めてきたせいか、かつてにまして面白かったりする。マジシャンのセロがインタビューに登場していて、これが一番面白かった。『サルヂエ』とかを見ていて思うのだが、なぞなぞを解くには「なぞなぞ脳」に慣れていないとダメなように、マジックを作るには「マジック脳」に慣れていないとダメなのだ。こういう解りやすい『天才』のインタビューはとても読み応えがある。
歌田明弘の『仮想報道』は、前々回前回から引き継いで、過酷な状況になってきている労働時間について。二十代三十代の労働時間が劇的に増加した結果、心の病になる人も増えているらしい。アメリカの詩人フロストの言葉「一日八時間忠実に働いて最後にはボスになり、一日十二時間働けるようになるかもしれない」というのは、ものすごく皮肉が利いている。こういう(感情ではなく)深く広い知識によって語られるコラムは読んでいて一々説得力がある。これだけで週刊アスキーを買った価値があると思うけれども、難を言えば掲載ページがころころ変わるのはどうにかしてほしい(雑誌は探すのが面倒なのよ)。
有名ブロガーに大喜利をさせるコーナーは、本当に面白いかどうかは微妙。有名ブロガーだからといって百発百中ではないというわけか。