ニュースとか

まずはエイズの記事から。

HIV感染、最多の248人=40代以上が大幅増−検査件数伸び・厚労省
 厚生労働省エイズ動向委員会は22日、3月27日〜7月2日の今年第2・四半期に新たに報告されたエイズウイルス(HIV)の感染者は248人、エイズ患者は106人だったと発表した。40代以上の感染者が大幅に増加し、四半期ベースの感染者は、報告制度が始まった1985年以降最多となった。
(時事通信)

四十代以上の感染が増えているというのは、良く言われているような「若者の乱れた性」とは違っていて、なぜだろうと思う。こういうものの対策は、日本の場合まずレッテルを貼ることから始まるので、気がつけばレッテル以外のところが悪化しているということが多々ある。エイズに関してもそうで、まずは「同性愛者」次に「若者」ときて、なかなか「日本人全員の問題」と捉えようとしないのは、本当に如何ともしがたいことだと思う。四十代以上のオッサンオバサンだって、女子中高生と援助交際しているんだから、エイズと無関係ではないし、そういうオッサンの妻はたまのセックスで感染する危険が高い。そういう危険も啓蒙していかないと、「俺は中年だから大丈夫だろ」と勘違いする人が増えかねないと思う(もう増えているのだろうけれど)。
次に、ヨーロッパでパラパラブーム。

パラパラ・ダンス海を越えてヨーロッパに!(All About)

日本文化は精神性を重んじると言われているけれども、世界に広まるのは常に「精神性を理解しなくてもいい」ところの文化だったりする。というか、武道にせよ茶道にせよ何にせよ、「日本人でなければ理解できない」ものなど何一つとしてないということを、日本人はもっと認識するべきだと思う。高尚な文化と俗な文化というのは、常に共存するものではあるけれども、どうも内部にいる人間の目からは高尚なものに目が行きがちだ。でも、本来は文化に高低はないわけで、「俗」と言われている文化にも広く目を向けるべきだ。というか、インターネットをしている人間なら、葉っぱ隊が外国で大人気とかは比較的知られていることだけれども、外務省の役人はどれだけ把握しているのだろう。YouTubeが日本の文化を大量放出して、近年まれに見る状況で日本が知られている状況を、外務省の役人はどれだけ把握しているのだろう。国際交流の部分においては、役人がかかわらないところで急な変化が巻き起こり、驚いて後追いするという状況がここ数年続いているような気がしてならない。仕事をしろと。