クーリエ・ジャポン

韓流パワーの記事はどうでもいい(どうでも良くはないけれども、提灯記事だろ! というものを取り上げてどうするんだクーリエ・ジャポン)が、まず、エチオピアのスルマ族の写真には度肝を抜かれた。ボディペインティングが特徴なんだけれども、現代芸術にはない気品というか、伝統的なものを感じる。個人的には『欧米の医薬品メーカーから「アーユルベーダ」を守れ!』の記事と、ヴァージングループ会長のインタビュー、アメリカの居酒屋、ロシアの焼き鳥屋の記事が面白いと思ったけれども、全体的には低調のような気がした。もっと、世界の機微を見詰める記事を多く取り上げるべき。そういう意味では、世界を騒がせている中東情勢などは、ニューズウィークなどの在来誌にまかせて、文化と経済に的を絞ったものを多く取り上げるべきだと思う(そういう回もあるけれど)。