色々

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ネギま!』はドラゴンが出てきたり、色々あったりで過去に戻ることに。漫画で「勢いがある」というと、「作者に勢いがある」のと「物語に勢いがある」のの二つがあって、『ネギま!』の場合は物語に勢いをつける展開や演出の仕方が異常に上手い。細かさと約束とサービス精神のなせる業で、これを『ゲド戦記』も見習って欲しかった(←ドラゴン繋がりで)
さよなら絶望先生』は無縁仏とか有縁仏とか。宮崎吾朗の有縁仏が『ゲド戦記』に出てくる変な魔法の剣を持っていたのには笑った。
『はじめの一歩』は新ブローの登場か。絵から想像するにナマズアッパー? 鴨川会長の微笑が黒くて面白いが、このまま世界の国内王者と戦う展開が続くのだろうか。宮田編が来るような気がするけれど。

『TOUGH』はこれといった展開なし。静虎が死ぬか生きるかで、この後の展開が決まる。僕は(鷹尊に殺されたと思わせておいて)実は生き返ると思うんだけれどね〜。
『益荒王』は殴りあい。まだ始まったばかりなので、どう転ぶかが見もの。

かつて大注目していた歌田明弘氏の『仮想報道』が、最近見なくなっていたので連載終了したと思い、「あ〜これで『週刊アスキー』を読む理由がまた一つ減ったな〜」という気持ちだったのだが、実は雑誌の最初のほうに移動しているだけだった。というわけで、今週の週刊アスキーの『仮想報道』は小泉政権の意思決定システムについて書かれていたのだが、これが相当に面白かった。これまでは政官がズブズブの関係で政策を決定していたのが、小泉内閣では『経済財政諮問会議』の民間人四人と竹中平蔵氏が中心になって政策を決めたことで、改革に対するスピードを失わずに成し遂げることができたという内容なんだけれども、こういう考察をおそらくは他のメディアがしているのかというと、かなり怪しい。『仮想報道』はネットから社会を観るという視点で書かれているのだが、その論調の鋭さは専門家に勝るとも劣らないと思う。これに連動して思うのは、例えば文化人や著名人が「ネットを見ない」と公言するのをテレビや雑誌で見ることがあるけれども、果たしてそれがどこまで「通用」しうるのかなということ。例えば『嫌韓流』という本を、「読んでないけれども、こういう本はネット右翼の云々」という識者の「識」は何に基づいているのか、それが常に問われる時代になってきたのかなと思う。
ちなみに、ノートパソコンのHDD交換の記事は良かった。いい加減、パソコンを買い換えたいと思っているので。『カオスだもんね!』は恒例の肝試し。これは例年通りホラーゲームでやってほしかったかなと。

せこい金儲けの特集とか、モテる下流層とかの、そういう記事はともかくとして、今週のSPA!は大して面白くなかった。文芸アウトローズの対談は、来週の靖国参拝へと繋がると予想。そうなると三週続けてか。『だめんずうぉーかー』はエピソードが面白いわけで、作者の男女に対する「こういうもんだ」みたいな思考は、一文の値打ちがあるわけでもないことに、作者自身が気付くべき。民主党に行って「生理的云々」と講義したらしいが、どう考えても勘違いしていると思う。