色々

DMCのクラウザーⅡ世が雑誌をレイプしているという前代未聞の表紙が面白い。漫画特集ということで、昨今注目の漫画の作者インタビューと、紹介とかがされていた。注目漫画に『CLOTH・LOAD』が出ていたのには驚き。『よつばと!』と『ネウロ』の批評は大して面白くなかった。こういう超メジャーな漫画の批評になると、ネットのほうで面白い批評を書く人が多いので、どうしても見劣りしてしまうということか。

韓国の新聞が安倍晋三をどう見ているかの分析があったけれども、韓国の大統領が変わらない限りは日韓関係はそうそう良くはならないんではないだろうか。安倍晋三が首相になって、仮に靖国神社への参拝を自粛したとしても、両者の問題が一つなくなっただけで、対決ムードを演出する盧武鉉のカードは秀吉から第二次大戦まで無尽蔵だ。しかし、盧武鉉の日米に対する対決路線は、韓国国内でもかなり問題があると認識され始めている。最も端的な例は、朝鮮日報などがここに来て、盧武鉉大統領の政策に相当辛らつな論評を出していることが挙げられる。日本で朝日新聞が、アメリカでニューヨークタイムズがそれぞれの「孤立化」を憂慮するように、韓国でも自国の「孤立化」に警鐘が鳴らされている。外交というのは相手があっての話なので、一週間前の構図が、一週間後にガラリと変わることは良くある。韓国が日米と距離置いて、中国に接近している状況を観ると、これからの日本はますます「韓国無視(中国とは仲直り)」の方針に向かっていくのではないだろうか。
その他の記事については、イスラエル紙のヒズボラとの戦闘の分析が面白かった。中東に関わる全ての国の誤算の上に、今の戦闘があるわけだが、それを冷静に分析した上で、解決策は「戦争継続」であるとしているところが日本の思考とは一線を画している。他には、天才言語学者ノーム・チョムスキーアメリカ批判と、ロシアのチェブラーシカについての記事が面白かった。ノーム・チョムスキー言語学の分野では神にも等しい存在だが、神すぎて権威になってしまい(彼は権威を全て否定する)、それが嫌で政治批判の方向に進んだのかなと思ったりする。この辺は『科学の終焉』という本に詳しいけれど。

紙についての特集ということで購入(新作小説を書く上での資料という意味合いが強いけれども)。色々な種類の紙があるんだな〜と思うと同時に、知らない世界の知識を得ることは楽しい。