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『ネウロ』は負けのないネウロに対して、電人ＨＡＬがどう勝とうとするかに焦点が向かいつつあるが、案外あっさりと終わる可能性も捨てきれない。
『アイシールド２１』は、これで神竜寺の負けが決定か。泥門が負けたと思わせておいての、とっさの逆転劇に不覚にも燃えてしまった。先週の負けのままで進んでもよかったかなと思うが、やっぱり「後のない勝負」を展開しているので、これ以上の負けは話の性質上許されないということか。
『ワンピース』は海軍の非情さが描かれる。ちょっと思うのだが、海賊王は処刑されたとして、その軍隊はどうなったのだろうか。実は海軍こそが最強の海賊という図式が隠されているような気がする。ワンピースが「ひとつなぎの大秘宝」という名前であるなら、何を「ひとつなぎ」にしているのか。ワンピースの世界でひとつなぎになっているのは、世界政府という組織だから……？？

松本人志の映画評は相変わらず面白い。今回は『ハイジ』と『ハードキャンディ』という正反対の作品で、『ハイジ』のほうが点数高かった。これはおそらく次号へのつなぎで、次号は『ゲド戦記』をけなすと思われる。もしかしたら、（クリエイターとしての共感を呼ぶものがあって）褒める可能性も捨てきれないけれど。出版界の潮流がどうなっているのかという記事は面白かった。「赤文字系雑誌」という言葉があるということをはじめて知る。