色々

テポドンで孤立する日本』という刺激的な見出しが目に付くけれども、「孤立している」のだったら、どの国も「孤立している」わけで、なかなか共同歩調をとるのが難しいという現実がある。孤立話なら一昔前のアメリカは孤立していたし、韓国の新聞は連日のように韓国の孤立を危惧している。しかしながら国連での経過を見ていると、孤立孤立と言われながらもしっかりと世界のコンセンサスを纏めた手腕は、決して「孤立」した国ではできないことだったのではないかと思う。というわけで、注目の記事は『飛行機代込みで1000ドル、一週間を激安に楽しむ法』と、『未来の「流行色」を決める 国際的組織CMGって何?』という記事。特に後者は、かなり面白い。ファッション・デザイン界の計画経済とも評される、流行色決定組織CMGの活動が紹介されている。二年後はどんな色が来るか、という鬼も笑うような話に真剣に取り組み、企業がそれを参考にし、店の売り子も「今年の流行職はグリーンで……」とネタにするというこの影響力は、実のところ世界有数なのかもしれない。日本の近代建築(特に東京の)に関しては、日本人自身よりも外国人のほうが評価高い。安藤忠雄はたぶん日本の建築が好きではないだろうなぁと思ったり。

特集の底抜け超大作紹介記事が面白かった! ただ、紹介された映画はワーナーのブロックバスター映画(『アルマゲドン』とか)から東宝のファッキンガムカルトムービー『北京原人』まで、多岐に渡るので、もう少し金に厳選したものに絞って欲しかった(底抜け超大作というくらいなら、西の『クレオパトラ』、東の『戦争と平和』は是非入れて欲しかった)。さらに言うなら、制作費の金額も書いて欲しかった。この記事を見ていて解るのは、100億かけて映画を作るのはハリウッドだけ、という事実と、100億かけて映画を作るプロデューサーはジェリー・ブラッカイマーだけ、という事実と、100億かけて映画を作る監督はマイケル・ベイだけ、という事実(マイケル・ベイは、あれだけ日本人女性を泣かせた『アルマゲドン』を馬鹿映画と正しく認識しているようだ)。100億かけて良い映画が撮れる保障はないけれども、100億の力で作る映画というのは見世物としての映画の究極のあり方だと思う。

  • ジャンプ

『ワンピース』はついにロビン解放→海軍登場。ここからの展開は目が離せない。
『アイシールド21』はもうそろそろ決着がつくのかな。
ネウロ』はPK戦にバッターが登場して、一斉に電子ドラッグがばら撒かれる。

巻頭の『スティール・ボール・ラン』は第4ステージ終了。一位通過は前々から話題になっていたヒガシガタさんでした。が、そのデザインは誰もが思い描くサムライタイプの日本人とは一線を画した、銃を持った老人(へそが二つある)。仙台藩出身だから、マタギではないかと予想。一方、DIOは大統領と取引をして、スタンド使いを一人手に入れる。このスタンド使いはトッド・ハーンだと予想するが、もっと別のキャラクターかもしれない。キャラバン・サライとか。ちなみに今号も表紙で、荒木飛呂彦は月刊に移ってからは仕事も余裕をもって取り組むことができているようだ。月刊なのに10Pとか20Pしか書けない漫画家はもっと呼吸から修行をするべき。
天上天下』はもう過去編は終わりにして欲しい。
皇国の守護者』は、バルクホン捕縛。
『CLOTH・LOAD』は、ファーガスの作った服がみんなを癒しましたという話。これから諸国漫遊が始まるのかなと予想。相変わらずページ数が少ないけれども、これは4巻の準備か、それとも他の仕事が忙しいからなのか??