何と言うか……

歴史あるものが滅びる過程を見詰めているのかなと、近所の祭りを見ていて思いました。結構、全国的にも有名な祭りなんですが、久しぶりに見たからなのか、寂れているような印象を持った。活気とか、そういうものを取り戻すにはどうすれば良いのか、というアイデアがないような気がする。人と人の文化をつなぐ機能が、街が整備されるとともに、希薄になるのは仕方がないことなのかもしれない。が、それはイベント力で何とかなるはずだ。どうも僕が住んでいる街にはイベンターがいないような気がしてならない。組織力、実行力、企画力を備えて、人を動かす能力を持った人というのは稀有だが、育てないといけないと思う。
国際政治の世界はあまり詳しくないけれども、北朝鮮のミサイルに対する国連での決議は落ち着くところに落ち着いたという感じがする。とは思うものの、今の国際政治を端的に解説できる人は少ないなぁというのが僕の印象だ。情報の中に文脈を読み解くということがない。中国が北朝鮮を袖にして、日本の決議案に賛成することは「ありえない」ということを、現在の外交が悪いからだと観るのは、何か別の計算が働いているような気もする。日本の決議案が薄まったかたちでの決議になったということを非難するのも、何かの計算が働いているのか。「良い」という意見があって「悪い」という意見があるとして、どちらも論拠を示さなければならないが、「太陽が暑かったから殺した」式の理由付けが巷には溢れているような気がする。
とにかく言葉が足らないという印象。政治家が、ではなく全てにおいて。