クーリエ・ジャポン

国際政治の記事はあんまり面白くないと思うのは僕だけなのか『クーリエ・ジャポン』。台頭するインドについての特集は、これで今年二度目じゃなかったかいなと僕は思うのだが。経済の言葉で『BRICs』という言葉が注目されている。言うまでもなく、これからの世界経済の主役に躍り出るであろう、ブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を組み合わせた言葉だ。インドと中国の次期超大国同士の争いは、中国のほうが有利かなぁと思わせておいて、インドが勝つと僕は見ている。
理由は色々あるけれど、一番は「ルールを遵守する国と、遵守しない国」の差が、いつかどこかで出るのではないだろうか。政治的にも、経済的にも、法的にも、中国は整備が遅れているという印象がある。インドにもインドの根深い問題はあるだろうが、民主主義国の強みというのは、長期的にインドの有利に働くと思う。公用語が英語というのも強みだ。
注目の記事は、最後のアフリカの貴重なオイルの記事と、世界に広がる日本のオタク文化の記事。スペインでヤオイが流行り、フランスではコミケみたいなのが開かれているらしい。こういう記事を読むと、なんだか変な気持ちになるのは僕だけなのか。しかし、『ドラゴンボール』の影響力って凄いなぁと思ったし、ナルトが「日本のハリポタ」と紹介されるのも変な感じがする(イギリスなら魔法学園で、日本なら忍者学園か)。