『インソムニア』

テレビ東京で放映。アル・パチーノが敏腕刑事役、ロビン・ウィリアムズが殺人者役で、アラスカを舞台に眠たくなるけど眠れないストーリーが続く。アル・パチーノの演技は上手いです。何と言うか、ヘロヘロになった男を演じさせれば当代随一か(逆に演説をさせても当代随一とされるが)。ロビン・ウィリアムズって(小悪党タイプの)悪役似合うな〜。良い人が悪い人を演じると、こうまで邪悪かという感じ。クリストファー・ノーランの作風って『バットマン・ビギンズ』を見ても思ったけれど、ひたすら地味だ。多分、ディティールを積み重ねるタイプの監督だから、バットマンみたいなどうやっても派手にならざるを得ない映画だと、その手腕が映えるのだろう。『インソムニア』の場合は、地味さが地味さとしか認識されないような気がする。アル・パチーノは良いと思う。木曜洋画劇場は『スカーフェイス』『フェイク』『リチャードを探して』で「アル・パチーノ祭り」をするべきだと思ったが、「チャック・ノリス祭り」や「ジャン・クロード祭り」や「セガール祭り」のほうを優先させるかな。
と、これとは別に再来週の『ウォーター・ワールド』の番組宣伝が面白かった。
お前に飲ませる海水はねぇ!
さすが、秘宝系。