プロレス番組
「自衛隊をなくし、基地を田圃に」
賛成か? 反対か?
「アメリカと一年間国交断絶」
賛成か? 反対か?
馬鹿らしいが、こういう馬鹿を叫ぶだけの番組が今日あった。こういう話は歴史や統計的分析を含めての議論をしなければ、何の役にも立たない。
爆笑問題の出ているテレビを見ていて思うのは、ちゃんとした議論ができる人間がいないということだ。数字や論理を元に議論するのではなく、理想や感覚を元に議論するものだから、何一つ宜しくない。過激なテーマに叫びあいの応酬でどうするんだというのが正直なところで、こういうのはちょっと食傷気味。「アメリカと断交!」っていうテーマは聞こえはいいけど、もっと過激なテーマを言わないところが太田光の駄目なところか。「中国・韓国と断交!」「創価学会に強制捜査!」「朝日新聞を廃刊!」それを言えば芸能界で干されるが、そういうのを避けて通るところがプロレス芸。本当のタブーに触れなければ、結局は太田光も芸能界の小泉純一郎でしかないではないか。アメリカを非難しても身に危害が及ぶことはないだろうが、日本の平和と国家の品格を語るのならば、その辺りを主張して死ねと言いたい。
- 作者: ハリー・G・フランクファート,山形浩生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: 単行本
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