『「塩」の世界史―歴史を動かした、小さな粒』
生命が生きるに欠かすことの出来ない「塩」がどのように生産され、流通し、使われていったか、という視点から世界史を見詰めるという内容です。この本を買って良かったな〜と思えたところは、バルト海のタラ漁と塩の関係に枚数をさいていること。南で製塩して、北に運び、北で獲れたタラを塩漬けにして、ヨーロッパ全土に運ぶ。西欧は肉食というイメージがありますが、キリスト教は肉食を奨励しなかった(もちろん高いという理由もあるだろうが)ので、基本的に魚が蛋白源だったみたいです。
- 作者: マークカーランスキー,Mark Kurlansky,山本光伸
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 単行本
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