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＜リビア＞反体制派が首都をほぼ制圧　カダフィ大佐息子拘束
　【カイロ和田浩明】リビアの反体制派は２１日夜（日本時間２２日未明）首都トリポリに進攻し、中東の衛星放送アルジャジーラによると、市内の大部分を制圧し、最高指導者カダフィ大佐の息子２人を拘束した。カダフィ大佐は国営テレビで反撃を呼びかけたが、音声のみで姿は見せず、所在は不明だ。反体制派を軍事的に支援する北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）はカダフィ政権が「崩壊しつつある」と明言。約４２年間続いたカダフィ独裁体制は終焉（しゅうえん）を迎えつつある。(毎日新聞)

いつのまにかカダフィ危機一髪。やっぱり先進国の援助はすげーな。でも、強力な統一機構がなくなってしまうと、北アフリカは部族社会に逆戻りってことにならないのかなぁ。エジプトとか現状どんな感じなのだろう。ちゃんと民主的な政府が発足して、アラブ世界に「俺たちもできる」ってことを示すような国になってくれればいいけれど。

中国外務省、リビア反体制派を事実上容認
　【北京＝大木聖馬】中国外務省の馬朝旭報道局長は２２日、リビアの反体制派が首都トリポリをほぼ制圧したことについて、「中国はリビア国民の選択を尊重する。情勢が早期に安定を取り戻し、国民が正常な生活を送れるように希望する」との談話を発表した。(読売新聞)

中国が見捨てたということは、カダフィも絶体絶命だなぁ。

フジテレビに４０００人が韓流抗議デモ
　フジテレビが韓国の番組を多く放送するなど番組編成が偏向しているとして２１日、東京・台場に約４０００人（主催者発表）が集まり、抗議活動が行われた。放送局へのデモとしては異例の大規模なものとなった。抗議活動は７日にもあった。(スポーツ報知)

フジテレビは抗議文の受け取りを拒否ったそうだけれど、メディアの最強王者だったテレビ局の落日がまざまざと感じられる。今までも色々と物議を醸した問題はあったけれども、ここまで直接的な行動に出られた場合、フジテレビはあくまでも突っぱねるのか、それとも力に頭を下げるのか。僕は別にフジテレビが韓流をゴリ押ししているとは思わないけれども、消費者が声を上げることは非常に大切なことではないだろうか。特にテレビという押しつけがましい媒体においては「嫌なら見るな」の論法は通用しないと思う。消費者は気に入らないことに対しては大声を上げて非難するべきだし、企業は「顧客」を失わないために万全を期すべきだろう。そういう意味で、日本のハイコンセンサスの土壌の上に成り立った空気詐欺が、今後通用しないということを色々なところに示しているのだと思う。