HoI3のお話
というわけで先週末に発売されました戦略級SLG『ハーツ・オブ・アイアン3』をやっていました。amazonさんで7500円だったので即買いです。
- 出版社/メーカー: サイバーフロント
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: CD-ROM
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【良かった点】
・馬鹿だ馬鹿だと言われていたAIですが、それほど馬鹿ではないようです。日中戦は戦力の逐次投入さえしていれば、ほぼAI丸投げでも勝てます。
・技術開発がかなり本格的。「研究チーム」がなくなったのは非常に残念ですが、ゲームで技術開発がしめるウエイトはますます上がってきています。「工業」「歩兵」「陸戦」あたりの技術開発が非常に重要。
・音楽がいい。これは意外でした。
【悪い点】
・遅い。HoI3の時間経過の最速は、HoI2の「非常に速い」と比べて三分の一ほどじゃないかなと。
・外国の閣僚が見られない。まあ、見る必要もないのですが、やはりゲーム的な楽しみとして戦っている相手(蒋介石とか毛沢東とか)を意識しながら戦いたいのです。
・対外諜報にあまり意味が見られない。暗殺とかクーデターのないスパイ戦に意味があるのか的な。
・傀儡国の立ち位置が良く分からない。国民党と同盟を組んでいるシャンシーを降伏させて傀儡政権を打ち立てても、国民党との同盟が続いているのでシャンシーとの戦争が続いたりする。そもそもHoI3では傀儡国が歩兵の提供先にならない(統帥権を奪うことができない)し、リーダーポイントやICなんかを考えると、パルチザン対策以外のメリットが見当たらない。
・(日本の)イベントが少ない。「二・二六事件」はあってもなくてもいいと思うんだけれど、それにしてもイベントが少なすぎ。日本の場合、普通にやっていると政権交代が起こらないので、普通に岡田首相が第二次世界大戦を戦い抜いたりする(HoI2も似たり寄ったりだが)。とりあえず日本関連のイベントとしては「ノモンハン」と「インドシナ進駐」くらいはあってほしかった。このあたりはパラドックス社がmodに丸投げしているからのような気もするが……
・通常イベントの効果が良く分からない。特に「外務省の改革」とかの結果について。
・戦域とか司令部とか必要あるのか?
・「強国は、各国独自の技術を開発し、保有することができる」とサイバーフロントのHPでは謳っているけれど、具体的にどういうことかは説明されていない。
……とまあ、この辺で。やはり「技術チーム」はあったほうが良かったと思います。グデーリアンに電撃戦ドクトリンの研究をさせたいですし、山本五十六に空母戦ドクトリンの研究をさせたい。中南米を征服してユナイテッドフルーツ社だらけの技術開発陣を揃えてみたい。あと、技術開発のところに「文化」を入れてほしかったです。色々と改善点はあると思うのですが、パッチとか追加版とかが出ることを期待しています。