ハニカム

ついに、『ハニカム』を手に入れた!

ハニカム 1 (電撃コミックス)

ハニカム 1 (電撃コミックス)

週刊アスキーで連載されているマンガで、僕が継続的に読んでいるマンガの中では一番面白いかもしれない。なんというか、あざとさが二重丸だ。
ニコニコ動画で『Candy boy』の2話を見る。いやあ、百合百合していていいっすね( ̄ー ̄)
ボーナスの使い道を考える。デジカメ、PDAエンカルタ百科事典、オフィス、フラッシュ……なんかを買っていけば、軽く十万円は超える計算に。

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生い立ち触れられると泣く容疑者 犯行への心の軌跡 分析・秋葉原通り魔事件(下)
 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた加藤智大(ともひろ)容疑者(25)=殺人容疑で再逮捕=。今月5日早朝のトラブルをきっかけに派遣先の自動車工場を勝手に辞め、温めていた“無差別殺人計画”の準備に入った。ナイフ6本に特殊警棒を調達し、大事にしていたパソコンやゲームソフトを売却し犯行資金を捻出。その模様も事細かに携帯サイトの掲示板に綴っていった。「事件後のことは考えていなかった」。犯行当日の8日早朝、新たな掲示板を立ち上げ、“実況中継”しながら秋葉原に向かった。(伊藤真呂武)(産経新聞)

今、日本では「価値観戦争」が起きている。
一方は、勝ち組と広告代理店と産業界が作る「消費ナチズム」で、もう一方は、負け組とオタクとサブカルチャーが作る「アキバ文化」だ。
消費ナチズムは80年代に一世を風靡し、今も強力な価値観として作用し続けている。この世界では「勝ち組」というアーリア人が徹底的に礼賛され、「負け組」というユダヤ人は徹底的に弾圧される。「負け組」とは、つまり「金」と「地位」と「ルックス」のない人間のことである。(なぜ、ここにルックスが入るかというと、ルックスがあれば豊かな配偶者(パトロン)を得て消費運動に参加できるからだ)消費ナチズムにおいては、「消費量」を最大化させるために、常に人々に競争を強いる必要がある。良い生活、良い仕事、良い彼女が、メディアで繰り返し語られるのは、それがためなのだ。
アキバ文化はそうした消費ナチズムのカウンターカルチャーとして誕生した。ある面では消費ナチズムの影響下にあるが、基本的には「金」や「地位」や「ルックス」をめぐる競争を否定し、そこから離脱した人間が集まっている。家でマンガを読んだりアニメを見るのも立派な経済活動だが、消費ナチズムが目指すノルマから見れば微々たるものだ。消費ナチズムにとってアキバ文化が広まることは、今まで培ってきた消費サイクルの喪失を意味することであるから、当然のことながら攻撃に向かう。アキバ文化がいつも否定的な文面で語られているのは、スポンサー付の識者が消費ナチの党員だからに他ならない。
価値観戦争はこれからもっと激しくなって、一方が一方の息の根を止めるまで続く。そして価値観の分断が、人を狂気に追いやることも増える。強者に押し付けられた価値観に抗い、自爆テロのような行動に駆り立てられる弱者はどこにでもいるだろう。