ホワイトカラーなんとか

僕は↓の話は、皆とちょっと違う意見を持っている。

「1日8時間」を除外、厚労省が新労働ルール案提出 (読売新聞)
 厚生労働省は8日、高収入の事務職サラリーマンらを1日8時間の労働時間規制から除外する制度の導入を柱とする新しい労働ルールの最終報告書案、を労働政策審議会労働条件分科会(分科会長=西村健一郎・京大大学院教授)に提出した。

 分科会は年内にも最終報告をまとめ、政府は来年の通常国会に関連法案を提出する予定だ。

 工場労働者らを想定して作られた現行の労働基準法は、1日8時間、週40時間を法定労働時間と定め、これを超える労働は残業となる。新たな「自由度の高い労働時間制」では、規制から除外された労働者は、自らの判断で1日の労働時間を調整できるため、働き方が大きく変わる。
[ 2006年12月8日21時11分 ]

いわゆる「ホワイトカラーエグゼンプション」というもので、これで残業代がなくなる云々という話になって、世の中は反対の声が根強い。だけど、僕なんか「営業手当」は貰っても「残業代」は貰っていないので、正直どうでも良い話のような気がする。正直なところ残業代をちゃんと計算して払っている企業なんて、(一次二次産業を除外して)一体どれくらいあるのだろうか。そういう意味で、僕は反対ではないという立場。
まあ、「企業の負担を減らせば、廻りまわって労働者へと利益が還元される」というミルトン・フリードマンの考えに従えば、あながち間違った政策でもないような気がする。けれども、日本の企業は往々にして社員を奉公人と思っている節があるので、その辺の上手い誘導策が必要であるとは思う。