三国志11をする

勇気を出して購入しました!

三国志11

三国志11

何と言うか、練りこみ不足の戦争ゲーム。内政:戦争の割合は2:8くらいか。現在、シナリオ2の劉備で初めて、袁紹と同盟を維持したまま、曹操(←今、劉備軍の軍師をしています)を滅ぼした董卓と陳留を舞台に大戦争状態。イベントも何もない状態が続いています。女性武将がいきなり大挙して出てきたのには驚いたが、なかなか能力も低くて使いどころが難しい。今回は一枚マップで内政施設を建設したり、防御施設を建設することが基本になっているけれども、内政施設は建てたらそれで終わりなので、もう少し何か工夫が欲しかった。正直、文官のいる意味が薄いような気がしてならない……んですが(舌戦要員?)
基本的な枠組みは『信長の野望 革新』を使えばよかったのにと思った。技巧Pで増える技術が少なすぎる。三国志の時代は、色々な分野でエポックメイキングな時代だったので、そこら辺を考慮して内政分野を充実させるべきだったのではないかなと。武将の特殊能力が一つしかないのも疑問。前作のような形にするべきだった。前作から引き継がれた舌戦は、やはり全武将プレイじゃないと面白みが欠けるような気がする。それと最大の問題点は「篭城戦=敗北」の図式になっていること。攻城兵器はあるのに防御兵器がないのは変ではないか。

とりあえず……
僕は基本的に『三国志10』が好きなので、やはり全武将プレイは外せないと思う。劉備で放浪プレイをしたり、呂布で追剥プレイをしたり、諸葛亮で舌戦プレイをしたいわけで。それと(どんな無名の武将でも起こる)個人イベントを多く組み込んで欲しい。三国志にそういうエピソードがなくても、史記とかから拝借するとかで。
漢帝国』の位置づけをもっと大きくして欲しい。漢帝国の臣と、そこらの盗賊が同列に扱われているのはどうか。士大夫とそうではない者の身分差は激しかったというし、登用などに影響を与えるとかの工夫が出来ないものか。
三国志11』で減ったユニットを増やすべき。特に象兵と虎豹騎と青洲兵は復活させてほしい。
マップは『信長の野望 天下創世』みたいなものにすると良いかも。一枚マップだと色々と無理なところが出てくるというのはこれで明らかになったはず。攻城戦の方法も練り直したほうが良いと思う。
内政については、「規模」と「技術度」を重視するべき。今回の方向性を貫く場合は、内政施設の種類をもっと増やしたほうがいい。地域性とかも重視すれば面白いし、屯田制とか五斗米道などをゲームに組み込むことはできないものか。