植草氏とか

植草氏が痴漢で現行犯逮捕されて、その一番の被害者は痴漢にあった女子高生なんだろうけれども、二番目の被害者は植草氏の「言葉」を信じて支援してきた人たちだろうな〜と思った。

ミラーマン」また逮捕 植草応援ブログ炎上 - J-CAST
名古屋商科大大学院客員教授植草一秀容疑者(45)が2006年9月13日、痴漢の現行犯で逮捕されたが、「盗撮」に続いて2度目の逮捕に、掲示板では、一度に大量のスレッドが立つ「祭り」状態になっている。さらに、植草容疑者を支援するブログにも3時間で500を超える書き込みが殺到し、「炎上状態」に近い。

ちなみに、このブログでは今現在でコメントが2000を超えている。植草氏支援ブログとは言っても、一般人のブログがここまで炎上するのは珍しい。まあ、支援ブログを書いている人は、おそらく性善説と善意によって、植草氏はそんな人ではないと思っていたわけだから、気の毒としか言いようがない。火を点けている人も、そこらへんは同情してあげるべきかと。記事のJ-CASTも、直リンクを貼って誘導するようなまねはしないほうがいい。
ただ、小泉純一郎竹中平蔵の政策と、植草氏の主張が真っ向からぶつかるものだったからといって、状況だけで「これは不当逮捕間違いない」と断言する人たちは、自らの言葉を殺そうとしているのだろうかと心配になってくる。日本は彼らが主張するような、歴史を超越し北朝鮮も生ぬるい独裁警察国家というわけではないし、植草氏を陰謀によって逮捕するくらいなら、もっと自民党にとって目障りな人間を逮捕しようとするだろう*1。小沢とか野中とか。
今回の痴漢も、ハニートラップによる国策逮捕ではないかと疑っている人もいる。これには、なんだかな〜と思わざるをえない。(自分は右派だという左派も含めた)反体制言論人はテレビカメラと衆人環視の中で人殺しをしないかぎりは、何でもかんでも「陰謀」になってしまうのか。狼少年もいいところで、こうなっては誰も信用しませんよ。炭鉱の中のカナリアじゃないが、こういう左派インテリの陰謀論で「政も官もマスコミも大衆も腐っている!」と主張する人が気楽にブログや記事を書いている限りは、日本はまだマトモだという感じ。中国が体制批判書いただけで、検閲を受けてさらわれるのと比べれば。

*1:誇張を入れてみました