『オーマイニュース』は2ちゃんねらーの遊び場

2ちゃんねらーに釣られたオーマイニュース編集部
真偽はまだ不明だが『オーマイニュース』の初日でいきなり2ちゃんねらーによる釣りが炸裂(という記事が『オーマイニュース』に載ったということは、編集部は「釣り」だったと認識したということだろう)。『オーマイニュース』の高い志をネタにして遊ぶねらーにとって、最初から失うものがない戦いだったわけで、編集部の見識がこれからさらに問われそうだ。ていうか、釣りに金を払うウルトラ馬鹿サイトとしか思えない。これは非常に祭りになりそうな展開だが、サイトが重かったり、アクセシビリティーがダメだったり、記事がグダグダだったりするので、早くも飽きられてしまいそうな雰囲気も宿している。
どうするんだ、鳥越編集長。

(1)とりあえず市民記者制度は、登録制ではなく選抜制にする。登録するときに原稿用紙10枚以内の文章を書かせて、記者に足るかどうかの判断をしたうえで、『オーマイニュース』の市民記者に登録するというかたちをとればいい。現在は実名主義を謳ってはいても、有象無象がやりたいほうだいしている状況なので、編集部の「編集」としての能力を高めるためにも、誰でも市民記者になるというのは改めるべき。
(2)子飼いの記者を育成する制度を立てるべき。現在、記事を書けば300円程度の報酬が入るらしいが、この基準を明確化して、例えば10本以上取り上げられたら50円upというような決まりを明文化する。こうすることで、記者のモチベーションを高めることができるし、レベルの高い人材を確保できると思う。また、記者をランク付けして、政権批判などは見識も文章もしっかりした記者しか書けないようにすれば、素人の作文を晒されて燃料になるというようなことも、ある程度は防げるかもしれない。
(3)2chとの連携を図れ。匿名掲示板との対立をあおった鳥越俊太郎編集長の見識は甘かったと素直に認め、建設的に2chとの関係を築くべきだろう。例えば鳥越俊太郎2ch管理人が対談するとか、編集長名義で謝罪文を書くとか。ネットの世界では2chのほうが『オーマイニュース』の先輩格に当たるし、楽しんでいるユーザーも格段に多い。それを以って「ゴミタメ」と言うのは、太平洋戦争で世界を敵に回した大日本帝国に通じるものがある。鳥越俊太郎氏は、「準備不足」で「認識不足」を露呈したまま、A級戦犯としてソフトバンク神社に祭られたいのか??
(4)エンターテイメントと文化の記事を充実させろ。政権批判や韓流の記事などは、基本的に炎上を狙う「ネット右翼」しか読まないものと心得るべき。それよりも、都道府県の祭りの記事とか、(中韓はこのさい外して)海外との文化交流の記事とかを充実させて、最大限「読ませる」ものであることをアピールしたほうがいい。
(5)たてまえは不要。(1)〜(4)までの方針をとらないのなら、徹底的に戦うというのも一つの方法。鳥越俊太郎氏はテレビに出まくって、2chネット右翼を糾弾するべき。『オーマイニュース』は焼け野原になるかもしれないが、焼け跡から小さな花が芽生えるかもしれない。