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毎日新聞が顧客情報流失ということで、言論機関がこういう失態を犯すのはどうかと思うのと同時に、ファイル共有ソフトという便利なツールに人が群がる以上、こういう事件が起こるのは仕方ないのかもしれない。ファイル共有ソフトの問題点は、どのような映像でも入手できるということに尽きるのだが、その視点からの言説がないのは、誰もが旨味は所持したいからと思っているからか。だが、こういうソフトの登場によって、クリエイティブなことが根本から変化してしまう可能性については、まだ良いとも悪いとも判断できかねる。ハリウッドが滅び、ノリウッド(ナイジェリア製映画)が隆盛するかもしれないとか、市場が地殻変動を起こすとか。
次に、堀江貴文被告、三億円で保釈。まあ、何も言うことはないですが、「虚業」とか「実業」とかいう区分けは本当に止めるべきだと思う。特にテレビでそれを言うのは如何なものか。第一次産業第二次産業以外の仕事は、基本的に虚業なのだ。それを変な理屈で必要っぽく見せているだけで、それを弁えないと、いつかしっぺ返しがくると思う。
ところで、金と暴力は似ていると思う。どちらも、誰もが価値を知っているから。万人に価値のあった「暴力」は、「金」の出現で価値を貶められたが、現に存在はする。「金」も「道徳」の出現で価値を貶められたが、現に存在はする。存在するものを否定するというのは、何か秘匿する意志のようなものが感じられていやらし。