一日が終わり、吼える

え〜、午前中……睡眠、午後……仕事、夜……買い物と映画鑑賞という一日でした。
来週は厳しい感じなので(相も変わらず)、浅井健一としてやっていけるかどうか不安(^^;)

いわずもながの、ゴッサムシティを守る暗黒騎士の話なのですが、シュワ映画に成り果てた五作目『バットマン・ロビン』の反省からか、今回はリアル路線で頑張っています。どの辺がリアルかというと、非現実的な敵が出てこないところかな。監督は『メメント』でブイブイ言わせたクリストファー・ノーラン。この人はどんどん職業監督になっていくな〜と感心してしまいました(笑)
そういえば、新バットマンダーレン・アロノフスキーが監督するんじゃなかったっけ? 『π』や『レクイエム・フォー・ドリーム』のような作風でバットマンを作ると、放送コードギリギリのものが出来上がりそうなんですが、そこは映画会社も自重したんでしょうね。え〜っと、『バットマン・キリングジョーク』とか、『バットマンダークナイトリターンズ』が映画化されるときは、是非とも監督してほしいものです。
というわけで、今回のバットマンは『バットマン・イヤーワン』という作品を下敷きにしているのですが、大変地味です。敵がマフィアとか忍者だからか? スケアクロウがただの袋被った人だからなのか? ケン・ワタナベがパーフェクトにちょい役だからか? いや、敵にハイテンションな奴がいないからだ!! しかし、今回はリアル路線だから致し方なしというところでしょうか。
ラーズ・アル・グールスケアクロウも、怪人としては今一歩何かが足りません。それはやはりキャラクターの造形にフリークなところがないからだと思いました。これはバットマンを語る上でとっても重要だと思うんですけれどね〜。街のガイキチ王決定戦というバットマンの前提を思うのなら、今回は思想的に過ぎる……と。
しかし、まあ敵に関しては不満たらたらなんですが、バットマンにもかかわらず、アクション以外の所は本当に面白かった。こんなに名優を揃えてどうするんだ、というくらいの重量感で。ゲイリー・オールドマンモーガン・フリーマン・ルドガー・ハウアー、アルフレッド役の人……と、とっても良い感じです。スケアクロウ役の人も良かった。ケン・ワタナベとリーアム・ニーソンと幼馴染みの女の人は……もう少し頑張って欲しかったかな。
列車事故のシーンは日本では受けが良くないでしょうね。
とりあえず続編はジョーカーが登場していよいよバットマンらしくなるみたいです。スケアクロウもなんだかんだで捕まっていないしね。今から楽しみ楽しみと。

  • 買ったCD

ジャミロクワイ『ダイナマイト』
トム・ウィーランド『アンソロジー