寒くて混沌

タロットカードの『女教皇』って、カトリックに女の教皇がいたのだろうか? wikiで調べてみると、ヨハンナという人に行き着くらしいが、実在かどうかは疑わしいとのこと。今の世の中は色々と自分で調べられるところが素晴らしい。

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うちの母親が年金の給付金に間違いがあるということで役所に行った……と思ったら、こんな事件が発生した。

東京・中野で元厚生次官の妻刺され重傷、連続テロか11月18日22時22分配信 読売新聞
 18日午後6時30分ごろ、東京都中野区上鷺宮2の元厚生事務次官社会保険庁長官も務めた吉原健二さん(76)方で、吉原さんの妻靖子さん(72)が、宅配便業者を装った男にいきなり腹など数か所を刺された。
 靖子さんは通行人に助けを求め、病院に搬送されたが、重傷。男は逃走した。同日朝には同じく元厚生事務次官の山口剛彦さん(66)のさいたま市内の自宅で2人が刃物で殺害されているのが見つかっており、警察庁は、厚生労働省の次官経験者を狙った連続テロの可能性があるとみて、二つの事件の関連性の捜査するよう警視庁と埼玉県警に指示した。
 警視庁野方署幹部によると、靖子さんを刺した男は身長約1メートル60、年齢30歳くらいの中肉。野球帽をかぶっていた。当時、靖子さんは自宅に1人でいたところ宅配業者を装った男に呼びだされ、玄関先に出た際、腹や胸など数か所を刃物で刺されたため、路上に出て助けを求め、通行人に保護されたという。

オウム真理教以来、久々に起きた政治テロといった感がある。秋葉原の通り魔事件では「どうせなら霞ヶ関の官僚を殺せよ」という意見があったりしたのだが、それを本当に実行する人間が現れるとは思わなかったし、簡単に実行できてしまったのにも驚く。世の中は僕が想像しているよりもはるかに悪いのか、それとも特異的な何かなのか。厚生労働省の不手際が行き着くところまで行き着いた果ての、予想しなかったところからのレスポンスに官僚(と政府)はどう対応するのだろう? 下手すれば犯人にシンパシーが集まりかねない事件なので、今後のなりゆきが注目される。

<国歌>斉唱時は「起立、国として指導」…塩谷文科相が強調 
入学・卒業式の国歌斉唱時に起立せず、神奈川県内の教職員らが氏名など個人情報の消去などを求めて横浜地裁に提訴したことに関連し、塩谷立文部科学相は18日の閣議後会見で「国歌斉唱時に起立するのは国際的にも常識。それが理解されていないのなら、国として何らかの指導をする必要がある」と述べた。新学習指導要領では、起立についての規定はなく、波紋を呼びそうだ。(毎日新聞)

国歌は国歌として認めたうえで、起立のするしない、歌う歌わないの自由は保障するべきじゃないかなと思う。教師は立場的には「国家が望む国民を育成する」ことを目的とした人々であるから、職務的に起立したり歌ったりするのはやむなしかと。国家に対する忠誠が国歌を歌う事で高まるなんてことはないと断言できるだけに、どうでもいいことをあーだこーだしているなぁという印象はある。今一度、双方の理由を再確認するべきときがきたのではないだろうか。

国籍法改正案が衆院通過
11月18日13時12分配信 時事通信
 親の結婚を国籍取得の要件とする規定を削除する国籍法改正案は18日午後の衆院本会議で、全会一致で可決、参院に送付された。今国会で成立する見通しだ。
 日本人の父と外国人の母をもつ子の日本国籍取得について最高裁は今年6月、親の結婚を要件とした現行国籍法の規定を違憲とする判決を下した。これを受け、改正案は同規定を削除。父親の認知だけで国籍が取得できるようになるため、日本人男性に金銭を払うなどして虚偽の認知で国籍を取得する「偽装認知」には、新たに罰則を設けた。 

反対意見が根強くあるけれども、僕は基本的に賛成だったりする。日本人男性が東南アジアなどに愛人を作って、もてあそんだ挙句に子供ができたら知らんぷり……みたいなことは良くあるようで、やはり何らかの責任とフォローを国はするべきだと思うのだ。今更、純血主義を振りかざしても仕方がないし、本来日本はもっと柔軟性に富み、かつ移民の流入しても耐えられる文化の強かさがあったはずなのだ。ただ『国籍法の改正によって、偽装認知に新たな罰則を設けた』とあるものの、罰則の運用は実際には難しいだろうな〜と思う。