アルバトロス系

アルバトロス系の映画といえば、「チアリーダー忍者」とか「女子高生ロボット」のようなB級ティーンに始まり、「Drチョッパー」や「暗黒べビィ ビクチム」のようなB級ホラー、そしてなぜか燦然と輝く『アメリ』などバリエーションの豊かさには枚挙に暇がない。
しかし、そんな中で作品数は多いものの話の筋は一つしかないのが、オークション系の作品だ。

プリズン オークション [DVD]

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プリズンオークション2 [DVD]

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話の筋は「人身売買組織に連れ去られた少女たちが、レズの教官に調教されてオークションに掛けられる」というもの。アルバトロスはオークション系の作品を沢山リリースしているけれども、どの作品もこれだけで説明できる。かつて、ディズニーには「名作は一言で説明できる」という鉄の掟があったが、オークション系の作品もその掟を守っているといえるだろう。というのはともかく、見所としては、出演者のやる気のない演技とってつけたようなストーリー今時かよというような肉体労働(新作では鉱山で働かされたりしています)、そして監督の趣味であろうレズ調教の数々といったところ。
ヴァージンオークション3 振袖の飼育 [DVD]

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オークション系の作品は、最近はロイド・A・シマンデルという人が監督していて、この人は変な日本趣味を持っていて笑える。どうも振袖に対する執着心があるようで、この人には悪代官の脱がせ方を是非指導したいと思ったりもする。それはともかく、売れればいい映画の売り方を心得た映画会社といった感じが玄人好み。レンタルビデオ屋の新作準新作の棚の隅にも置かれているし、どうしても暇で心が乾いたときに観るのが丁度良い。