風邪二日目

とんでもない轟音で目が覚める雷が近くに落下したようだ。風邪は二日目で、まだしんどい。熱は引いたようだが、関節が痛む。御飯を食べて薬を飲まないと……

竹中平蔵参議院議員を辞職して、神取忍が繰り上げ当選になるらしい。今更かよ、と思わないでもないし、竹中平蔵神取忍のグレードダウンさは凄まじいものがあるので、辞退したほうがいいんじゃないかな〜と。でも、議員という仕事が身分が保証されているし、一度でもなれば名士として喰っていけるみたいだから、それはナイト思う。それでも名を惜しむなら辞退するべき。辞退してこそ、「プロレスラーが」という偏見から抜け出せられるのではないかなぁ。

竹中平蔵氏個人については、特に何もない。シンクタンクでも教授でも何でもなれるだろうし、大臣時代の人脈で大儲けできるだろうから。まあ、逮捕されなければ良いんじゃないのという印象だ……というところで止めようと思ったが、ちょっと一言。ホリエモン・村上・竹中をして世の中に拝金主義がはびこっていると声高に言う人がいる。だけど僕が知る限りは5000年前から人は拝金主義だ。で、拝金主義を止めた国はたいてい滅んでいる。経済感覚が麻痺したままアメリカとの戦争に突っ込んだ旧日本とか。これまでは談合口利き賄賂汚職利権操作などで、裏でこそこそと稼いできた人間が、それでは稼げなくなってきたから「拝金主義」と叫んでいるにすぎない(亀井とか野中とかね)。これに同調するのは、相当に頭がアホな人だけだ。批判のあり方というのは、十年前の腐った状況を無理やり「美化」して、あのころは良かったと言うのではなく、もっと今の不平等を打開するための方法を考えるべきではないだろうか。そういう意味で、さっさと辞めてもらわないといけない政治家というのは山のようにいる。

で、麻原彰晃被告(51)=本名・松本智津夫=の死刑が確定。実際に死刑が執行されるのは、まだ先のことになるらしいけれども、区切りとしては一つの区切り。植草氏の事件と同じだと思うのは、人の善意を利用する人間が一番性質が悪いということ。結果から見ると、植草氏の支援者は植草氏を善意から支援したあげくに、痴漢という事件のアシストをした*1わけだし、麻原彰晃の信者は、本当に善意と信仰心のありかたを悪用された挙句、深みに嵌ってテロリストにまでなってしまった。もののけ姫じゃないけれど「曇りなき眼で見る」っていうのは、現代にも通じる大切なことなんだろう。

*1:そもそも彼の陰謀説をまともに信じた人の多さが、彼をして世の中を甘く認識させてしまった。