つつがない

昨日『よつばと!』を取り上げたのですが、考えてみれば今日取り上げるべきだった。ということで、今日はこどもの日。何年かぶりのありがたみのないGW。こういうのってどうなんだと思いつつ、何げに人生満喫しています。が、テレビを見ていたら小泉純一郎は外遊でアフリカやスエーデンに行ってるらしい。何の目的があってのことかは知らないけれども、僕もアフリカとか北欧とか行ってみたいので、羨ましいと思った。
さて、ブログ関係のニュースといえば、大朝日新聞の「ネット右翼」の記事。ネットで「右翼」なるものが本当にいるのかはともかく、主義主張を公開する以上は賛同だけでなく野次も来るというのは、どちらかといえば「常識」の範囲内のことだろう。どうも朝日新聞の記事は「ネット右翼」→「ニート」→「悪意を持った書き込み」という論理展開で、インターネット界隈の事情に疎い購読者を誘導しようとしているみたいだが、あまりに一面的ではあるまいか。2chでいえば他国擁護の書き込みに「ホロン部」と言い、小泉内閣支持の書き込みに「チーム施行」とレッテルを貼るのと大差ないように思える。と、ここまで書いてて思ったのだが、ブログの炎上とかよりも、自社の社説や過去の事件がネット上の笑いものになっている現状をレポートした方が、よほど時世にあっているのではないだろうか。ネット右翼の活動も、ブログなどより朝日叩きのほうが活発なような気がするし。
さらに気になるニュースと言えば『中国での司教独自任命、ローマ法王が関係者を破門』の記事。カトリックvs共産主義叙任権闘争は、カトリック側が伝家の宝刀である破門宣告を行うという事態に。破門されたのは中国のキリスト教の組織と人間みたいですが、これは一体どうなるんでしょうね。プロテスタントの隆盛によって、ヨーロッパでの信者が減ったカトリックは、十五世紀あたりから世界中に出向いて布教と信者獲得に乗り出しました。そのため第三世界の国々ではカトリックを信仰する人が非常に多い。国家の枠組みを超えた組織としては最強最大のカトリックと、地球上最大の人口を抱える国家との対立がどう転ぶのかは見物。ていうか、ここまで宗教に不寛容なのに、宗教に敵視されない(ように見える)国も珍しいかもね。アメリカと同じように、いつか決壊するとは思うのだが。